みどりや毛豆の始まり(最終話) お客さんありがとうございました
今日も一日お疲れ様でした。
いよいよ1年目の野菜販売の最終話です。
大本命の毛豆の販売日は天気にも恵まれ運も味方してくれました。青森の枝豆と言えばやはり毛豆。地元青森の人でも毛豆が出始める頃には道の駅や直売所に毛豆を求めてお客さんが買いに行くのです。
しかし、農家の皆んなが出荷するので直売所は毛豆の山。当然、売れ残る毛豆もでるので値下げ合戦が始まるのだった。もっと自分の毛豆に自信を持てばいいのにといつも考える。価値を全く考えず売りたい気持ちが先行するのだろう。
しかし、私の販売場所は私だけの販売所。なので価格は常に安定していた。
毛豆販売日の初日は見事に完売だった。
うれしいのはそれだけではなかった。
次の販売日もまた次の販売日も同じお客さんが来てくれたのだった。
「この毛豆、美味しいよ。」地元民に言われることは最高のご褒美だった。結局、毛豆はホームページで売れることはなかった。しかし、畑で栽培した毛豆は対面販売で全て完売したのだった。
その後も11月上旬まで野菜販売を続け、お客さんも口コミで増えていった。
「あそこの野菜は新鮮だよ。」
「あそこの毛豆は美味しいよ。」
1年目の物語はこれで終わります。詳しく書くと何話まで続くかわからないので簡単に書きましたが、私にはとても充実した1年でした。お客さんありがとうございました。
2年目から現在まではまた後ほど。
1年目の課題を一つずつ解決していくのです。
完。
↓みどりや毛豆ホームページ↓
https://www.midoriya-saien.com/
毛豆おやじ奮闘中😊
みどりや毛豆の始まり(7) ホームページ惨敗に終わる
今日も一日お疲れ様でした。
休みの日は野菜販売をし、野菜販売が終わってから農作業をするのだから効率が悪い。しかし、無人販売にするつもりもないのだから仕方ない。
少しずつホームページを作成し何とか7月には出来上がった。当時のホームページは恥ずかしくて今は見れない。なぜなら毛豆の写真がなかったのだった。この時点でホームページでの売り上げは見込めなかった。
野菜販売の方は順調に売れ続け、いよいよ毛豆の収穫が始まった。この時ようやく毛豆の写真を撮るがすでに遅く、一年目はホームページからの予約は全くなかった。惨敗だった。
いよいよ本命の毛豆の販売を始めることになる。自分でも驚くことになるのだった。
つづく?
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毛豆おやじ頑張ります😊
みどりや毛豆の始まり(6) 趣味と実益を兼ねる日
今日も一日お疲れ様でした。
野菜もある程度の量を収穫できるようになったので、初めての販売に行くことにした。どこからくる自信なのかは知らないが、その時はすでに売れそうな予感がしていた。りんご箱に野菜を積み込み車で販売場所まで運んだのだった。
道路前ギリギリまでりんご箱を前に出し、その上に野菜を並べた。値札はダンボールに値段を書いただけ。とにかくお金をかけないようにした。
さすがに「新鮮野菜」ののぼり旗は買ったのだが…。
予感が見事に的中し野菜は完売だった。
たかが数千円の売り上げだったが、今までこんなに感動したことがあっただろうか。
趣味の野菜栽培で利益を得たのだった。
今はりんご箱はやめコンテナを使用しているが、値札はいまだにダンボールを使用している。
そして野菜販売と並行して毛豆のホームページも作るのだった。
つづく?
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みどりや毛豆の始まり(5) 野菜の販売日を決める
今日も一日お疲れ様でした。
野菜も順調に育つ中、販売日をいつにしようか考える。勤務先の休みを考慮し、火曜日と土曜日の週2回に設定した。
この頃になると毛豆の背丈もだいぶ高くなる。
あれっ!こんなに毛豆を植えたっけ?
順調に生育する毛豆を見ながらふと思った。
こんなにたくさんの毛豆を叔母の敷地で売れるのだろうか。
しばらく考え続けたところ、ネット販売してみたいと思うようになった。しかし、今からホームページを作ったところで販売まで間に合うだろうか。
毛豆の収穫は9月中旬から約2週間。
すでに7月に入っていた。
やっかいなことに、私は考え始めると実行しなければ納得しない性格だった。
つづく?
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みどりや毛豆の始まり(4) 毛豆の種を蒔く
こんにちは。
とある休日に家族で畑へ行く。
畑を耕すにはトラクターや耕運機が必要だ。
だが、なるべくお金を使わずに野菜栽培をしようと考えていた。この時はまだ趣味の域だったので、最初から耕運機を買ってまでやろうとはさらさら思ってもいなかった。
知人から耕運機を借り畑まで約30分てくてく歩いたのだった。
畑を歩くとふかふかする土の感触と足が沈む感覚が足元から伝わってくる。雑草がいきいきと生い茂っている。これはいい畑だというのがすぐにわかった。草だらけの畑を耕すとミミズがたくさんいてカラスがそれを突いている。
もちろん軽トラックなどあるわけがないので、帰りも耕運機を押しながら歩くのだった。
心地よい汗をかき、清々しい一日だった。
自然と触れ合えるのが農業の魅力のひとつだ。
数日後いよいよ毛豆の種蒔きをした。
我が家の毛豆の種は先祖代々受け継がれてきた在来種なので、同じ種は誰も持っていない。家宝と言っても過言ではないのだ。
無事に育ってほしいと思っていた。
つづく?
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みどりや毛豆の始まり(3) 畑を借りる
今日も一日お疲れ様でした。
叔母の敷地を借りることで野菜の販路は決まった。
次は春から秋までの野菜栽培の計画を立てることとなる。しかし、どれだけ売れるのか誰にも想像もできない。
でも、敷地の周りを見渡すと売れそうな感じがする。今考えるとその予感だけが頼りだった…。
とりあえず我が家の畑では今まで通り定番野菜を栽培することにした。トマト、ナス、きゅうり等々は確実に売れるだろう。
もう一つどうしても栽培したかったのが毛豆だった。だが、毛豆を栽培するには我が家の畑では小さすぎる。畑を借りるしかなかった。ちょうど職場の近くに耕作放棄地があったので借りることにした。畑を借りるのはいとも簡単だった。なぜなら草刈り等の畑の管理をすべて私がやるのだから…。
1反(10アール)の畑だった。
この1反の畑が今後活躍してくれるのである。
つづく?
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みどりや毛豆の始まり(2) 販路を探す
今日も一日お疲れ様でした。
自分で育てた野菜を売ってみよう。
当時、野菜を作るのは私の得意分野だった。
会社で数年間、農業に携わることができたのは私の大きな財産になった。
でも消費者がいなくては売れる野菜も売れない。さて販路をどうしようか。
JA直売所は売れ残った野菜を毎日引き取りに行かなくてはならない。兼業農家には時間的に無理な話だった。そもそもタイミングが悪いことにJAの組合員を脱会したばかりだった。
そこでひらめいたのが市内に住む叔母の敷地を借りること。快く引き受けてくれたのだった。
本当に売れるのかはこの時はまだ誰も知らなかった。
4年前の春のことだった。
つづく?
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